はじめての転職する看護師の需要
転職活動をする前に、看護師の今の転職事情を簡単に把握しておきましょう。
看護師は慢性的に不足している職業なので、はじめて転職する方でも、転職ができないということはまずないでしょう。
しかしそれ故に、看護業界の動向を知らないと不本意な転職をしてしまう可能性もあるのです。自分に関連する事だけでなく、業界全体の情報を把握しながら転職をすることが、はじめてでも納得のいく転職する方法です。
やりがいのある看護師は人気の職業
看護師という資格は、1948年に保健師助産師看護師法が制定された時に誕生しました。
その時から現在まで変わらず、憧れの職業としてあげられ事が多く、親が自分の子供になって欲しいランキングでも毎年上位に入っています(女の子の場合)。
看護師の魅力はなんといってもその“やりがい”の大きさではないでしょうか。もちろんどの仕事にもやりがいはあると思うのですが、人の命を扱う仕事というのはそれほど多くはありません。自分の手によって尊い命を救えるという点が、今も変わらず看護師が憧れの職業である理由といえるでしょう。
しかし、慢性的は人材不足
しかしそんな人気職業である看護師なのですが、その数は慢性的に不足状態にあります。その理由としては下記のようなものがあげられます。
- 高齢化による患者数の増加と多様化。
- 退職者が多い。
- 産休明けなどから復職しにくい。
ご存じのように現在の日本は高齢化社会です。すでに高齢化していることから“高齢社会”と言われる事もあります。高齢者が増えた事によって看護師を必要とする患者の数も伴って増えたため、看護師不足は進行しています。
また、高齢者が増えた事により、訪問看護の需要が増えたり福祉医療制度改定が進んだりして、看護体制の多様化が求められていることも看護師不足に拍車をかけています。
こちらもご存じかと思いますが、看護師という仕事はハードワークです。仕事に割かれる時間も多く体力的消耗も大きいことが、看護師の退職理由の上位にはあります。
前述のように看護師が不足している現在は、一人にかかる業務負担も大きくなるため、それによって退職者が増えるという悪循環が生まれています。
妊娠・出産などで一度看護師を辞めた人たちが復職しにくい環境も、看護師不足を起している一因です。現在の医療現場は技術・知識ともに進歩が著しいため、一度現場を離れてしまうと再び戻ることが難しい場合があります。
また、子供を預ける幼稚園や託児所が確保できていないことも、お母さん看護師が復職できない理由でもあります。
正し情報選択のために看護師転職サイトを利用する。
看護師という仕事は人が生きている限りはなくなりませんし、この看護師不足は今後も続くと思います。そのため、はじめての転職であっても、病院側には歓迎されることが多いです。
しかし逆をいうと、この看護師が不足している状況は、簡単に転職ができてしまう可能性もあるということ。つまり、売り手市場なだけに、納得のいかない不本意な転職も起こしやすいのです。特にはじめての転職の場合は、転職ノウハウや判断情報が乏しいため、求人側の情報を鵜呑みにしがちです。
納得のいく転職をするためには、多くの情報の中から正しい情報を選択できる力が必要です。看護師転職サイトには看護師業界の情報や転職ノウハウが豊富に蓄積されているので、納得のいく転職する方法としては利用価値は大きいでしょう。